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お気に入りと自由帳

フリーゲームを中心に好きなものの感想を書いています。 ※探索系のゲームと区別がつきやすいように、文章を読んで進めるタイプのものはADVであっても基本的にはノベルとして扱っています(ただし、ツクール製の場合などまれに例外があります)。制作者名を表記して欲しいという要望があれば、教えて頂けると嬉しいです。コメント返信等に関する注意書きは「はじめに」カテゴリに載せています。

並替ビエ

WOLF RPGエディター製・クイズゲーム・ファンタジー・中編・難易度選択式・ED1種類

画面上に出てくる文字を並べ替え、正しい言葉を作るというゲームです。
詳しいプレイ方法は、ゲームの序盤で見ることができます。

ストーリーは、魔術師がある事件を起こした妖術師の元へ行くという内容です。
その道中では、様々な敵が主人公を襲ってきます。出題されるクイズに答えることで敵を倒しながら進みます。

始めに選べる難易度は5段階あり、途中で変更することもできます。私の場合は2番目に簡単なものを選びました。

前半は、誰もが知っているような単語が答えとなっていたため、余裕だと思っていました。
しかし途中から、正答がわからない問題も出てきて戸惑うことがありました。個人的には、英語の綴りを答える問題に時間がかかりました。
とはいえ、ゲームオーバーはなく、失敗したステージから繰り返しプレイしていたら必ずエンディングに辿り着ける難易度だったので安心しました。

このゲームで特に好きなポイントは、クイズゲームでありながらも、敵を倒すことで主人公のレベルが上がるという点です。
レベルが上がると、各ステージをクリアした後、主人公のステータスを上げることができます。
どのステータスを上げるかは自分で決めるというシステムで、最初はどうすれば良いか迷いました。けれども、慣れてくるとこのシステムがあることで、自分にとって有利な戦い方ができるとわかり嬉しかったです。

また、メインとなっている登場人物全員のキャラが立っていたことも魅力的でした。
ストーリーそのものも楽しかったのですが、セーブスロットを見るとあるキャラクターによるコメントを読むことができたところが面白かったです。

制作者の方のサイトはこちらです。

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妹のろい

ティラノビルダー製・ノベル・現代日本もの・短編・選択肢あり・難易度低め・ED2種類(真ED1種類)

妹が大好きな男子高校生が主人公の物語です。
彼はことあるごとに、その日の出来事を妹に報告します。

兄妹がメインとなっている作品は、今までにいくつかプレイしました。
ただ、このノベルでは主人公が自分を「重度のシスコン」であると自覚していて、そこが珍しいタイプであるような気がしました。

また、兄が話をした後に妹が見せる、何かを言いたそうな表情がたまらないと感じました。

そして、物語の核心に触れる部分が、特に好きです。
ネタバレにならない範囲で書くとすれば、誰かを愛すること自体は良いことではあるものの、依存はしすぎない方がお互いのためになるのだと思いました(この文章だと説明不足になってしまうため、「以下ネタバレ」の部分に補足を書きました)。

制作者の方のサイトはこちらです。

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以下ネタバレ

サーカスとキミとカイブツ

ティラノビルダー製・ノベル・ファンタジー・短編・選択肢あり・難易度低め・ED2種類(真ED1種類)

サーカスで見世物役を演じている、右目から角が生えている少年が主人公です。
彼はある日の公演中、花売りの少女と出会います。

文章、イラスト、BGMのどれもが、サーカスというものに対するイメージにぴったりでした。
特に文章は、実際にこれに近いことが過去に行われていたのではないのかと感じる場面がありました。

メイン2人には共通点があります。
その影響もあってか、お互いに相手の長所を理解していて好感が持てました。
また、2人が友好的に会話をしているシーンがあると、嬉しい気分になりました。

エンディングは、ハッピーエンドとトゥルーエンドの2つです。
個人的には、ハッピーエンドがより好きです。幸せそうな描写がありながらも、何故このようなことになったのかを考えると、ただの「ハッピーエンド」ではないように思いました。

制作者の方のサイトはこちらです。

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以下ネタバレ

NG魔王

WOLF RPGエディター製・タイピングゲーム・ファンタジー・短編・難易度普通・ED4種類

勇者が戦いを挑みに来るという情報を知った魔王が、女神からある道具を授かるという内容です。
その道具とは、相手が口にしようとしている言葉を入力すると、魔王以外は入力された言葉を使えなくなるというものです。

プレイ方法は、画面に出てくる文字を制限時間内にキーボードで入力するというものです。
「ネプリーグ」というクイズ番組に出てくる漢字問題をご存じの方にならば伝わると思うのですが、それに近いです。

答えられずにいたらだんだんと文字が目の前に迫ってきて、緊張感がありました。
また、一度に複数の問題が画面に表示される、主人公に体力があり、問題によっては失敗すると状態異常になることがあるなど、独自のシステムも多く、面白かったです。

後半からは、同じ文字の羅列や記号の入力などが増え、難しくなります。
ただ、説明書にヒントがあったり、ゲームを有利に進められる機能が追加されたりしたので、助かりました。

このゲームで主に見て欲しいと感じたのは、ストーリーです。
コメディ作品でありながら、「もしこの世から言葉がなくなったらどうなるか」ということが描写されていて、考えされられるものがありました。

始めのうちは、登場人物が使用できなくなる言葉は悪口などの不快なものだったため、心地よさを感じる場面もありました。
しかし、途中からは生きていく上で必要性のありそうな言葉も使えなくなり、それらがなければ不便だということがよくわかりました。

プレイしながら、作中のような状況が実際に起こったら、ノベルゲームや小説など多くの創作物に触れられなくなり、趣味であるブログも書けなくなるから嫌だと思いました。

主人公である魔王は、本音と建前でギャップがあり、愛おしい存在でした。
各エンディングでは彼の心境に変化が表れるのですが、その中には、切ないものもありました。

このゲームは、「ふりーむ!」で公開されています。

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一部性的表現あり・RPGツクールVX Ace製・ADV・洋風・長編・
難易度やや高め・ED4種類(真ED1種類)

イギリスへ旅行をしに来た日本人の青年が、タイムスリップするという内容です。
ロック文化がメインテーマとなっています。最新バージョンでのプレイ推奨です

「ふりーむ!」のゲーム紹介ページには、どのようなタイプだとこのゲームを楽しめるかが書かれています。自分の場合、その項目のほとんどに当てはまっていたのでプレイしました。
求めていた通りの内容で、紹介文に書かれていたところがまさに好みでした。

今まで触れてきたフリーゲームや小説などの創作物の中には、ロックについて語られる場面のあるものがいくつかありました。そのため、ロックがどのようなものなのか、興味はありました。
ただ、知識は全くありませんでした。Wikipediaを見てみたことはあるのですが、当時は読んでもあまり分かりませんでした。
しかし、このゲームをプレイした後に、ネット上にあるロックやパンクに関する文章を読んでみると、びっくりするくらい頭に入ってきました。
作中には、いくつかミニゲームが挿入されています。
1回のプレイではクリアできず、難しいと感じたものもありました。けれども、失敗してもゲームオーバーにはならず、繰り返しやっていたらクリアできるものだったため、ありがたかったです。

この作品で特に重要だと思われるのは、「選択肢によって主人公のステータスが変わる」という点です。エンディング分岐にも関わってきます。

見たいエンディングがあればステータスをそれに合わせるのも良いのですが、初回プレイ時は自身に近い選択をすることをおすすめします。
エンディング後に、「あなたにぴったりのライフスタイルは」という、心理テストのようなものの結果が表示されるからです。当たっているかどうかは自分ではわかりませんが、私の場合だと、1周目では「ヒッピー」というジャンルがふさわしいという結果になりました。

最後に、個人的に1番語りたいのは、「ロウ」というキャラクターが好きだということです。
最初の登場シーンの時点で格好良いと思いました。それに加え、ストーリーを進めていくうちに万能な人というイメージが付き、どんどん愛着が湧いていきました。
彼に関するイベントが多かったところも印象に残りました。

制作者の方のサイトはこちらです。

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以下ネタバレ

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