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お気に入りと自由帳

フリーゲームを中心に好きなものの感想を書いています。 ※探索系のゲームと区別がつきやすいように、文章を読んで進めるタイプのものはADVであっても基本的にはノベルとして扱っています(ただし、ツクール製の場合などまれに例外があります)。制作者名を表記して欲しいという要望があれば、教えて頂けると嬉しいです。コメント返信等に関する注意書きは「はじめに」カテゴリに載せています。

わが子を愛せなくなる時

ティラノビルダー製・ノベル・現代日本もの・短編・選択肢なし・ED1種類

児童虐待がテーマとなっているノベルです。
この物語の主人公は、幼い娘を持つ母親です。

今まで私が触れた、児童虐待の描写がある作品は大抵、被害者の視点がメインのものでした。そして、その度に、被害者側に同調していました。
しかし今回は、母親の心情にも理解できる部分がありました(むしろ、この物語の場合は、主観ですが、母親より父親の方が、子どもを持つ親としての自覚が足りていなくて酷いと感じました)。

数年前学校で、「ネグレクト」という虐待をする親の過去や現状を説明するビデオを見ました。当時真っ先に考えたことは、自分に子どもがいたら同じことをするかもしれないということでした。
そして、このノベルで出てきた行為についても、この程度は普通にあり得そうだと思いました。

子どもという存在は、時に見ていられないような行為をすることがあります。
ご存じの方であれば、アニメ「クレヨンしんちゃん」でひまわりが産まれてすぐあたりの放送、もしくは、ドラマ「大好き!五つ子」の1作目を思い出していただけると伝わると思います。また、私自身も小さい頃、興味本位で危険なことを冒してしまったことがありました。
こういった場面を見ると、親がイライラするのも仕方ないような気がします。

だからといって、虐待自体は許されるものではありません。子どもが悪いことをしたときに注意することとは異なります。
一方、「わが子を愛せなくなる時」の母親については、1回だけしてしまった行為に対して悩んでいて、娘とは良い関係を作ろうとしていたので、応援したくなりました(今まで被害者側に同調してきた作品は、虐待のレベルや継続性、動機などが違いました)。

結論としては、既にわかってはいたことですが、子育てはとても大変だということを改めて感じました。
個人的な意見としては、大変だからこそ、きちんと責任を持てるようになり、周囲の環境を整えてから始めるべきだと思います。私の場合は、自分が子どもに酷いことをしないという自信がなく、将来的に育児をする予定がありません。そして、それより前の段階の行為をする機会がなく、正直安心しています。

これに対して、私の周囲には、仕事と子育ての両方を同時にしている人たちが結構います。
プライベートなことを尋ねる気はないため、家庭ではどのようなことをしているかといった具体的なことはわかりません。ただ、直接伝える勇気はありませんが、私には怖くてできそうにないことができるところを、尊敬しています。

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迷子の人形

WOLF RPGエディター製・RPG・ファンタジー・短編・難易度普通・真ED1種類

記憶をなくした人形が、人形職人と共に旅をするという内容です。
そして彼女は、自身について思い出すことになります。

戦闘に勝利するには、装備品が役に立ちました。
また、スキルによって敵を出現させることができ、経験値を獲得しやすかったです。

全体的に、幻想的な雰囲気がありました。
探索によって少しずつ真相に近付く過程を楽しむことができました。

序盤に出てくるあるシーンが、エンディング近くに出てくるシーンと繋がっています。
この繋がり方が印象的で、特に好きだと感じました。

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プリパラ

アニメ・現代ファンタジー・1期全38話・2期全51話・3期全51話(予定)

小学生の女の子が、「プリパラ」と呼ばれる仮想現実世界の中に入るという内容です。
「プリパラ」とは、チケットを持っている女の子であれば、誰でもアイドルになれるという場所です。

1期第2話のラストに衝撃を受けました。そして、結局そのまま3期まで見続けることになりました。
個性的なキャラクターと予想のつかないギャグが多く、見ていて面白かったです。
コメディ要素が強いので、明るい気分になれました。

一方で、「友情」や「夢」といった、真面目なテーマ性もあります。
登場人物たちが、作中で出会ったメンバーと交流を重ねていくことで成長したように見える場面があり、時には彼女たちを参考にすることが必要なのかもしれないと感じました。
とはいっても、カオスなギャグの割合の方がかなり高いため、主人公の長所などを真似できなくても劣等感を覚えずに済み、安心できました。

その中でも、2期後半から登場した、「紫京院ひびき」というキャラクターにまつわる話が特に好きです。
性格形成のきっかけとなった過去を知ると、この人が抱える問題を解決することはなかなかできないのではないかなと思いました。
子ども向けアニメということで、シーズンの最終話までには全て決着がつくのだろうと予想していました。しかし、3期まで見ていると、一部は解消したものの、まだ問題は残っているとわかりました。
こういった面で、時折は現実的に思える部分も見せてくるところに好感が持てました。

ちなみに、紫京院ひびきについては、「純・アモーレ・愛」という曲のライブシーンも好みです。
こちらは単純に格好良かったです。そのため、「アモーレ」という単語は私の中では、サッカー選手の発言よりこちらの印象が強いです。

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偽りラプンツェルの遁走曲

15禁・一部性的表現あり・NScripter製・乙女ゲー・ファンタジー・
短編・難易度普通・ED8種類・攻略対象1人

ある少女が、気がつくと身に覚えのない場所にいたという内容です。
彼女の元へ、1人の男性が話しかけてきます。

主人公の目的は、外の世界へと脱出することです。
プレイヤーはこの方法を探ることになるのですが、なかなか先が読めませんでした。
また、彼女にとっての妨害となるのが、男性の存在です。主人公への対応が怪しくて、何がきっかけでそのような言動をするようになったのかということに、興味を持ちました。

このゲームは、周回プレイによって真相が判明します。
ファンタジー設定だからこそ、このようなことになったのだろうなと思った部分もあれば、男性の行動に関して、腑に落ちた部分もありました。
作品全体を通して、表面上だけでは、人間の内面を知ることは難しいということを認識しました。

性的表現は軽めです。しかし、それでも大人っぽい描写があり、覗き見をしているような緊張感がありました。

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やねうらのトワイライト

BL要素あり・ノベル・ファンタジー・短編・難易度普通・ED3種類(真ED1種類)

神父が吸血鬼を倒そうとするという内容です。
しかし、吸血鬼は不死身です。

キャラクターデザインが可愛くて惹きつけられました。
一方で、ストーリーにはダークさが含まれている場面がありましたが、違和感は全くありませんでした。

選択肢次第では、主人公がえげつない行動をするようになります。
吸血鬼の反応を見ると罪悪感を覚えました。しかし、結末を知りたいがために、そのような選択肢を選ぶことになりました。

2人の仲が進展する過程が今まで見たことのなかったようなものであり、珍しいタイプだと思いましいた。

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