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お気に入りと自由帳

フリーゲームを中心に好きなものの感想を書いています。 ※探索系のゲームと区別がつきやすいように、文章を読んで進めるタイプのものはADVであっても基本的にはノベルとして扱っています(ただし、ツクール製の場合などまれに例外があります)。制作者名を表記して欲しいという要望があれば、教えて頂けると嬉しいです。コメント返信等に関する注意書きは「はじめに」カテゴリに載せています。

バグ=デバ

WOLF RPGエディター製・ADV・現代ファンタジー・短編・難易度普通・ED2種類(真ED1種類)

フリーゲームを作っている女の子が主人公です。
あることをきっかけに彼女は、自分の作ったゲームの世界に入り、バグを探すことになります。

全てのバグを見つけるためには、細かいところまで調べる必要があります。
隠されている要素を探す楽しみがありました。実際のゲームだと進行できなくなるものもあれば、見つけると面白いと思えるから個人的にはあっても良いというものもありました。

作中ではある程度、ヒントを見ることができます。バグを見つける前と後では、文章が変わります。
見つけた後に出てくる解説が、状況を想像しやすかったです。

用語集も用意されていて、ゲーム作りの大変さがよくわかりました。
1つの作品をつくり上げるというだけでも気力やツールの使い方を理解する力など必要なものがたくさんあるのに、その上、何度もテストプレイをして問題がないか確かめるというのは、すごいことだと、改めて感じました。

制作者の方のサイトはこちらです。

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恋するペコラはまちがえない

吉里吉里製・乙女ゲー・ファンタジー・短編・難易度普通・ED7種類・
攻略対象2人+α・ボイスあり

シスターが、偶然出会った占い師と称する人物に、「ハロウィンの日に悪い事が起こってしまう」と言われるという内容です。
彼女は、「悪いこと」が起こらないように、解決方法を探ります。

タイトル画面で絵が動き、本編の立ち絵も表情の変化が多く、設定画面も凝っていて、画面を眺めるだけでも幸せな気分になりました。
ボイスにも魅力があって、バックログから聞きたい台詞を再生できたことも嬉しかったです。

メインキャラの第一印象は、自分とは意見の異なる人たちだというものでした。
しかし、中盤からは、どの登場人物の思考にも納得できる部分があるように感じました。
中でも、魔法使いのルートでは、本文で「故郷」という単語が出た瞬間イメージが180度変わりました。似たようなことを考えた時期があったため、今では、序盤に意見が違うと思っていたことが不思議です。

ストーリーも楽しかったのですが、各攻略対象のベストエンド後に流れるエンドロールも好みでした。
本編の前日譚にあたるイラストが見られ、終わった後に清々しい気分になれました。

制作者の方のサイトはこちらです。

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月夜の蝋燭

NScripter製・ノベル・現代日本もの・短編・選択肢なし・真ED1種類

親友を亡くした主人公が、その日の出来事を書き残すという内容です。
選択肢はありませんが、2周目ではラストにほんの少し変化があります。

このノベルには、文章にある仕掛けが隠されています。
製作者の方の他の作品を知っている身としては、期待通りのものでした。

以前公開されていた作品の影響で、今回に限っては、オチはすぐにわかりました。そして、気付いたからこそ、読み進める楽しみが大きかったです。
こういった発想は持っていても、実際に形にすることは難しいと思います。それを実行して最後まで書き切ることができるということが羨ましいです。

プレイ時間は数分程度です。けれども、製作された時間は結構かかっていそうだと感じました。

この作品は、「ふりーむ!」で公開されています。

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魔王の最期

NScripter製・RPG・ファンタジー・短編・難易度普通・ED9種類(真ED1種類)

勇者が魔王を倒すという内容です。作中で描写があるのは、最終戦闘の場面のみです。
戦闘がメインですが、選択肢をクリックすることによって進めるので、ノベルに近いです。

このゲームは、何度も繰り返しプレイすることによって真相に近づきます。
1周プレイするのに時間がかからないので手軽に遊べました。2周目以降はオープニングをスキップすることができ、便利でした。
また、戦う前の魔王の台詞が少しずつ変化するところが楽しかったです。

敵役の魔王が魅力的でした。戦闘方法を選んだ後の反応にパターンがいろいろあり、面白かったです。
特に、1番最後に見られるようになるエンディングでの、勇者との関係が好きです。

制作者の方のサイトはこちらです。

2017年4月17日追記……現在は、ダウンロードできなくなっているようです。

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ユーラルーム

RPGツクールVX Ace製・ホラー風ADV・洋風・短編・
難易度普通・ED4種類(真ED1種類)

劇団員の見習いが、化け物がいるといわれる劇場の地下水路に忍びこむという内容です。
追いかけられる要素がありますが、出現する要素はわかりやすく、すぐに逃げ切れるようになっています。

登場人物の台詞や舞台裏の様子など、演劇に関する要素が多くあります。
軽く興味を持っている場合であれば、イメージ通りと受け取るのではないかなと思います。

ストーリーが大きく動くのは、主人公が地下水路に入ってからです。
そこで登場するヒロインの話し方には珍しい特徴があり、主人公との会話が面白かったです。

このゲームについて最も語りたいのはオチなのですが、ネタバレになりそうなので詳細は伏せます。ただ、水路を歩いているのみの場面に伏線となる演出があった点がすごいと思ったとだけ書いておきます。
エンドの中では、グッドエンドが1番盛り上がりがあって好きです。

説明書の下方には、参考資料が載っています(クリア後閲覧推奨とのことです)。
これらを知っていれば、より楽しめそうです。私が知っていたのは1つだけだったのですが、それに関する場面が出てきたときは嬉しかったです。

制作者の方のサイトはこちらです。

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