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お気に入りと自由帳

フリーゲームを中心に好きなものの感想を書いています。 ※探索系のゲームと区別がつきやすいように、文章を読んで進めるタイプのものはADVであっても基本的にはノベルとして扱っています(ただし、ツクール製の場合などまれに例外があります)。制作者名を表記して欲しいという要望があれば、教えて頂けると嬉しいです。コメント返信等に関する注意書きは「はじめに」カテゴリに載せています。

Morning,Star

RPGツクール2000製・RPG・ファンタジー・中編・難易度普通
(ただし、おまけはかなり高めでクリアできていません)・ED1種類

少女があることをきっかけに、剣士と僧侶の2人と旅をすることになるという内容です。
ゲームの目的は、各地にいるという四天王を倒すことです。

戦闘はオリジナルですが、基本的にスキルを選べば良いだけなので覚えやすかったです。
また、戦闘アニメーションを見ることができて嬉しかったです。

ストーリーはギャグ中心で、軽い気分でプレイすることができました。
メインシナリオだけでなく、マップ上にいるサブキャラクターとの会話にもネタが多くて面白かったです。

このゲームは、「Afternoon,Party」というRPGの前日談にあたります。先に公開されたのはこちらですが、私の場合は「Afternoon,Party」を最初にプレイしました。
そのため、「Afternoon,Party」をプレイしたときに持った、人間関係に関するいくつかの疑問点が解消され、補足として楽しむことができました。

制作者の方のサイトはこちらです。

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似たもの同士

NScripter製・ノベル・現代学園もの・短編・選択肢なし・ED1種類

いじめられていた男子生徒が、転入してきた女の子と仲良くなるという内容です。
彼女と出会ってからは、主人公に変化が起こります。

人の出会いは主人公にとってプラスとなるもので、理想的な世界が描かれているように感じました。
現実ではこのように上手くいくことは少ないだろうなとは考えたものの、だからこそフィクションの中だけでも幸せな空間があって良かったと思いました。

この作品で1番好きなのは、2人が一緒に映画を見て、終わった後感想を語り合う場面です。
映画のあらすじが、物語自体の結末と関係している点が面白かったです。
また、2人の意見に同意できる部分があり、嬉しかったです。

この作品は、「ふりーむ!」で公開されています。

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以下ネタバレ

少年ウルフ

BL要素あり・NScripter製・ノベル・現代・短編・選択肢なし・ED1種類

若手の日本人生物学者が、「狼に育てられた」と言われている少年に会うため海外を訪れるという内容です。
彼の目的は、「狼少年」の話が事実かどうかを確かめることです。

小学校か中学校の家庭科の授業で、狼に育てられたアマラとカマラという少女について習ったことがあります。
この話をずっと信じていたため、プレイする前、「狼少年」は彼女たちのような存在なのだろうというイメージを持っていました。

しかし、実際にプレイすると、想像とは全然違っていました。
狼のような特徴より人間のような特徴の方がずっと多く、何か別の秘密が隠されているのかと考えました。

その秘密は、読み進めることで判明します。
これを知ったときに感じたことは、どの登場人物も狼少年に愛情を持って接していたのだということです。中には方法に問題があると言える場面もありますが、最終的には綺麗な結末になったと思えました。

プレイし終わった後、「アマラとカマラ」について少し検索しました。そして、この話は嘘だという説が出ていることを知りました。
衝撃を受けましたが、このノベルを読んだ後だと、確かにそうかもしれないと思いました。
※この作品はフィクションであり、実際の人物等とは関係ありません。

制作者の方のサイトはこちらです。

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本の感想いくつか

普段は好きな作品そのものに対する感想を書いているのですが、今回は少し特殊です。
今回書くのは、好きなフリーゲームで触れられていたことにより、気になって読んだ本の簡単なまとめです。読んだ時系列順に並べています。

『ラヴクラフト全集(2)』
H・P・ラヴクラフト 著・宇野 利泰 訳・創元推理文庫・1976年

「クトゥルフの弔詞 ~夢声慟哭~」をプレイして、元ネタも読もうと思いました。何故「2」かというと、クトゥルフ神話のメインらしき「クトゥルフの呼び声」が収録されていたからです。
比喩表現が多いという点が1番強く印象に残りました。小説の方は、状況がよくわからないという部分も正直いくつかありました。
このわからなかった部分について、ゲームではイラスト付きで描写があり舞台も日本に変換されていて、全て分かったとは言えませんが大体は理解しやすかったです。

『江戸川乱歩傑作選』 
江戸川乱歩・新潮文庫・1960年

「牢-RAW-」や「もしも…幽霊屋敷に泥棒が入ったら…」など、江戸川乱歩作品がネタとしてくるフリーゲームは複数あります。
多くの人に影響を与えている江戸川乱歩という人物はすごいと思いました。
昔に書かれた小説でありながらわかりやすく、どれもオチにインパクトがありました。

『孤島の鬼 江戸川乱歩ベストセレクション(7) 』
江戸川乱歩・角川ホラー文庫・2009年

『江戸川乱歩傑作選』が面白かったので、ネット上で評価の高かったこちらも読みました。
主人公と友人の関係性と、後半からの盛り上がりが興味深かったです。
「孤島」に隠された秘密を知ったとき、「とんでもないことだけどもしかしたら昔はあり得たかもしれない」という考えに至りました。

『博士の愛した数式』
小川洋子・新潮文庫・2005年

「ミカガミカガミ」の影響で読みました。しかし、もしかしたら全くの無関係だったかもしれません。
双方に共通するのは、「ぼくの記憶は~分しかもたない」という一文が出てくるという点です。
他の部分は全て異なっていて、この一文自体も全然違う意味を持っていたところが面白かったです。

『罪と罰(上・下)』
ドストエフスキー 著・工藤 精一郎 訳・新潮文庫・1987年

「かみさまの心臓」でほんの少し触れている場面があり、興味を持ちました。
この小説は私にとっては、難易度の高いものでした。ネットで解説を調べながら読み、「罪」というものに対する考えは、人によって異なるのだと感じました。

『ジキルとハイド』
ロバート・L・スティーヴンソン 著・田口俊樹 訳・新潮文庫・2015年

「ユーラルーム」に影響されて読みました。
読んだのがゲームをクリアした後だったということと、表紙に作品の内容が書かれていたことで、読む前からオチはわかっていました。しかし、それに至るまでの過程が気になるものでした。
私の持った感想は、この本の最後に書かれている、訳者による解説とほぼ同じです。

個人的にはまったのは、『江戸川乱歩傑作選』に収録されている「芋虫」と、『ジキルとハイド』です。
中身を知っている方には、残酷なものが好きなのだろうと思われるかもしれません。けれども、理由はそうではありません。
どちらも1番の理由は、登場人物の置かれている状況を想像することで、「人間」という存在について考えされられたからというものです。

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いっしょ。

LiveMaker製・ノベル・現代学園もの・短編・選択肢あり・ED1種類

女の子が昼休みを、友達と一緒に過ごすという内容です。
イラストにも文章にも温かさのある作品でした。

本編のストーリーは、友達の台詞のみで進みます。そのため、感情移入がしやすかったです。
そして、このような友人が欲しかったと思いました。

おまけシナリオでは、主人公の設定がわかります。彼女は、小学校高学年から中学校時代の自分と良く似ていました。
ただ1つ大きく異なっていたのが、主人公には積極性があったという点です。彼女のように自ら行動を起こせていれば、当時の学校生活は違っていたかもしれないと考えました。

制作者の方のサイトはこちらです。

2017年3月5日追記……完全版にあたる、「一緒。」も公開されました。こちらは選択肢なしで、周回プレイによってストーリーが進みます。
この作品の場合は地の文があり、「いっしょ。」とは異なった雰囲気を楽しめました。

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