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お気に入りと自由帳

フリーゲームを中心に好きなものの感想を書いています。 ※探索系のゲームと区別がつきやすいように、文章を読んで進めるタイプのものはADVであっても基本的にはノベルとして扱っています(ただし、ツクール製の場合などまれに例外があります)。制作者名を表記して欲しいという要望があれば、教えて頂けると嬉しいです。コメント返信等に関する注意書きは「はじめに」カテゴリに載せています。

籠の街

Ren'py製・ノベル・洋風・短編・選択肢あり・難易度低め・ED8種類

ある街に住む少年が、同じ街の人たちと関わって日々を過ごすという内容です。
選択肢次第で、彼の心境に少しずつ変化が訪れます。

既読スキップが早く、巻き戻し機能もあり、快適にプレイできました。
選択肢は攻略対象(恋愛的な意味ではありません)のうち、誰と過ごしたいかを選べば良いので、わかりやすかったです。

主人公は、「大人になりたくない」と考えています。彼がこの思想を抱くようになった根本的な原因を知ると、納得できました。
けれども、反対の意見を持っている人物の発言にも、理解できるところがありました。

条件を満たすことで追加される、旅人がメインとなるルートのハッピーエンドは、最後に見ることを推奨します。
街に隠されている秘密が明かされ、登場人物全てが重要となるルートであり、泣ける物語だと思いました。

制作者の方のサイトはこちらです。

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硝子色、茜色

吉里吉里製・ノベル・近未来・短編・選択肢あり・難易度低め・ED2種類

都市に住む男子中学生が、夏休みの間田舎で過ごすことになるという内容です。
彼はそこで、以前一緒に遊んだことのある女の子2人と再会します。

都会での生活と田舎での生活の違いが細かく書かれていて、どちらにも短所と長所があるように思いました。
そして、今までとは異なる環境に身を置くことで、主人公が大きく成長したように見えました。

選択肢は1か所あり、ヒロイン2人のうちどちらを優先させるか決めるものに近いです。
個人的には、いとこがメインのルートの方が好みでした。彼女の考えには尊敬できるものがあり、主人公だけでなく周囲の変化も強く感じることができ、読み終わった後に爽快感がありました。

作品の紹介ページはこちらです。

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夜鏡

BL要素あり・LiveMaker製・ノベル・現代日本もの・中編・選択肢なし・ED1種類

男子大学生と元恋愛小説家の非常勤講師が、共同生活を送るようになるという内容です。
2人が結ばれた後の出来事と過去の出来事が、交互に描写されるという構成となっています。

この物語に登場人物の多くは、どこか精神的に病んでいます。そのため、同じような失敗を繰り返してしまうことがあります。
しかし、行動自体は同じでも、そのときに持っている感情は毎回微妙に異なっているように感じました。

その中でも、メインである2人は、恋愛関係になることで大きく変化したように思います。
彼らが繋がりを持ったことがきっかけとして起こった、マイナスイメージを持つ出来事もいくつかあります。けれども、だからといって、2人が出会わなければ良かったとは、一概にはいえないような気がしました。

この作品は、「ふりーむ!」で公開されています。

2018年3月11日追記……現在は公開停止されているようです。

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メイドサマー+!

RPGツクールVX Ace製・ADV・現代日本もの・短編・難易度低め・ED6種類・ボイスあり

メイドがお嬢様のために、海で夏らしいお土産を集めるという内容です。
去年公開された「メイドサマー!」というゲームのリメイク版で、様々なものが追加されています。ボイスはON/OFの切り替えが可能です。

お土産の中には、誰かと交換することによって手に入るものがあります。その際の会話を楽しむことができました。
また、グラフィックが可愛く、スチルが出てくるところが嬉しかったです。

ゲーム内でヒントを入手することができ、2週目以降の引継ぎ要素があるのでコンプリートがしやすかったです。
特殊ED-Cと特殊ED-Eが特に面白かったです。

このゲームは、「ふりーむ!」で公開されています。

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[Liars]

ティラノビルダー製・ノベル・現代日本もの・ミステリー・中編・
選択肢なし・ED1種類

男子高校生4人が演劇同好会を結成し、全国大会を目指すという内容です。しかしその演劇同好会では、殺人事件が起こります。
ミステリーですが、一部特殊な要素があります。

このノベルは、横書きで書かれている場面と、縦書きで書かれている場面があります。
例外もありますが基本的には、前者では事件が起こるまでの過程や真相がわかった後の結果、後者では事件後真相が明かされるために重要となる、ある舞台について語られます。

はじめに好きになったのは、横書きになっている部分です。
登場人物が部活を頑張る青春ものとして楽しめました。個性の強い仲間たちが特には問題を起こしながらも、仲良く頑張っている姿が格好良かったです。

縦書きで書かれている部分は、1週目の段階では、状況が把握できないこともありました。
しかし、事件の真相を知った後に読み直すと、意味が読み取れる場面が少しずつ増えていきました。

全体を通しての印象は、演劇同好会のメンバーは全員が本気だったのだろうなというものです。
彼らは、誰もが主人公であるように思いました。

この作品は、「ふりーむ!」で公開されています。

2018年3月12日……現在は公開停止されているようです。

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