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お気に入りと自由帳

フリーゲームを中心に好きなものの感想を書いています。 ※探索系のゲームと区別がつきやすいように、文章を読んで進めるタイプのものはADVであっても基本的にはノベルとして扱っています(ただし、ツクール製の場合などまれに例外があります)。制作者名を表記して欲しいという要望があれば、教えて頂けると嬉しいです。コメント返信等に関する注意書きは「はじめに」カテゴリに載せています。

セーラの冒険物語

RPGツクールMV製・RPG・ファンタジー・短編・難易度普通・ED1種類

貴族の少女が社会勉強のため、執事と共に旅をするという内容です。
そして、ある町で「魔物を倒して欲しい」という依頼を受けることになります。

何度かゲームオーバーにはなってしまいましたが、ある程度のレベル上げをしておけば敵には勝てる難易度でした。
序盤で受け取ることができる、いつでも町に戻れるアイテムが、体力の回復や装備を揃えるために便利でした。

後半にパーティメンバー2人に見せ場があって、格好良いと感じました。
特に主人公が行ったことは、貴族だからこそできるというものであり、この設定が好きだと思いました。

依頼を受ける前とボスキャラを倒した後で、町の人々に話しかけたときの台詞に変化があった点も楽しかったです。

このゲームは、「ふりーむ!」で公開されています。

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レムレスブルーの午前2時

15歳以上推奨・BL要素あり・LiveMaker製・ノベル・現代学園もの・ファンタジー要素あり・
中編・選択肢あり・難易度やや高め・ED15種類(真ED3種類)

中高一貫の男子校に通う中学生が、夏休みに真夜中の学校で、1人の少年と出会うという内容です。
説明書などによるジャンル説明は、「真夜中の午前2時、幽霊に恋をする少年愛ADV」となっています。

はじめは、4章以降を見る方法がわからなくて悩みました。しかし、後から知ったのですが、おまけにヒントがありました。
他の詰まりやすいような場面も、ほとんどはおまけを参考にすると進められるようになっていました。
終盤に出てくる探索パートだけはおまけにはヒントがなくて難しかったのですが、サイトに攻略の仕方が載っていたので解決しました。

作中では、特殊な現象を引き起こすことのできる、「レムレス・ブルー」と呼ばれる存在が、キーワードとして出てきます。
この「レムレス・ブルー」とは何かという謎が解明されるまでの過程で、想定外の事実がいろいろと明かされ、びっくりした場面が何度もありました。
そのうち、登場人物たちの複雑な人間関係や人生の中で経験してきた出来事に関する描写は、感情移入しやすく、彼らには幸せになってほしいと思いました。

バッドエンドには、絶望的なものがいくつかありました。その代わりに、トゥルーエンドは清々しかったです。

グラフィック面は、キャラクターの表情が豊かだったところや、絵が動く演出がいくつか出てきたところ、スチルが出てくる場面でBGMが流れるタイミングなど、楽しめたものがたくさんありました。
スチルはどれも好きですが、その中でも10章の最初の選択肢で正解を選んだときに出てくるものが前後の会話と合わせて1番好きです。

制作者の方のサイトはこちらです。

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籠の街

Ren'py製・ノベル・洋風・短編・選択肢あり・難易度低め・ED8種類

ある街に住む少年が、同じ街の人たちと関わって日々を過ごすという内容です。
選択肢次第で、彼の心境に少しずつ変化が訪れます。

既読スキップが早く、巻き戻し機能もあり、快適にプレイできました。
選択肢は攻略対象(恋愛的な意味ではありません)のうち、誰と過ごしたいかを選べば良いので、わかりやすかったです。

主人公は、「大人になりたくない」と考えています。彼がこの思想を抱くようになった根本的な原因を知ると、納得できました。
けれども、反対の意見を持っている人物の発言にも、理解できるところがありました。

条件を満たすことで追加される、旅人がメインとなるルートのハッピーエンドは、最後に見ることを推奨します。
街に隠されている秘密が明かされ、登場人物全てが重要となるルートであり、泣ける物語だと思いました。

制作者の方のサイトはこちらです。

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硝子色、茜色

吉里吉里製・ノベル・近未来・短編・選択肢あり・難易度低め・ED2種類

都市に住む男子中学生が、夏休みの間田舎で過ごすことになるという内容です。
彼はそこで、以前一緒に遊んだことのある女の子2人と再会します。

都会での生活と田舎での生活の違いが細かく書かれていて、どちらにも短所と長所があるように思いました。
そして、今までとは異なる環境に身を置くことで、主人公が大きく成長したように見えました。

選択肢は1か所あり、ヒロイン2人のうちどちらを優先させるか決めるものに近いです。
個人的には、いとこがメインのルートの方が好みでした。彼女の考えには尊敬できるものがあり、主人公だけでなく周囲の変化も強く感じることができ、読み終わった後に爽快感がありました。

作品の紹介ページはこちらです。

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夜鏡

BL要素あり・LiveMaker製・ノベル・現代日本もの・中編・選択肢なし・ED1種類

男子大学生と元恋愛小説家の非常勤講師が、共同生活を送るようになるという内容です。
2人が結ばれた後の出来事と過去の出来事が、交互に描写されるという構成となっています。

この物語に登場人物の多くは、どこか精神的に病んでいます。そのため、同じような失敗を繰り返してしまうことがあります。
しかし、行動自体は同じでも、そのときに持っている感情は毎回微妙に異なっているように感じました。

その中でも、メインである2人は、恋愛関係になることで大きく変化したように思います。
彼らが繋がりを持ったことがきっかけとして起こった、マイナスイメージを持つ出来事もいくつかあります。けれども、だからといって、2人が出会わなければ良かったとは、一概にはいえないような気がしました。

この作品は、「ふりーむ!」で公開されています。

2018年3月11日追記……現在は公開停止されているようです。

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