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お気に入りと自由帳

フリーゲームを中心に好きなものの感想を書いています。 ※探索系のゲームと区別がつきやすいように、文章を読んで進めるタイプのものはADVであっても基本的にはノベルとして扱っています(ただし、ツクール製の場合などまれに例外があります)。制作者名を表記して欲しいという要望があれば、教えて頂けると嬉しいです。コメント返信等に関する注意書きは「はじめに」カテゴリに載せています。

王道勇者とサブカル勇者

RPGツクールMV製・RPG・ファンタジー・短編・難易度普通・ED2種類

勇者として選ばれた少女が、魔王を倒しに行くという内容です。
単独でプレイしても問題ありませんが、「僕だけがこの世界の」というRPGをプレイしていれば、より楽しめます。

戦闘の難易度は低めです。
仲間になるキャラクターはとても強く、探索の仕方次第では強力な武器が手に入ります。敵との遭遇率も低く、レベル上げに頼らなくてもボスが倒せる仕様でした。
これらについては、理由が終盤で明かされます。ストーリーと大きく関係していたことに驚きました。

エンディング分岐については、迷うところがありました。しかし、制作者の方のtwitterでヒントを見ることができたため、回収することができました。

このゲームのポイントは、「勇者らしい行動」をとることで、主人公のレベルが上がるというシステムがあることです。序盤にチュートリアルのようなものがあるので、具体的にどのようなシステムであるかは、すぐにわかるはずです。
レベルが上がる場面で起こるイベントにも見応えがありましたが、行動次第で後々の会話が変化することに、意表を突かれました。

後半は真面目なストーリーになるものの、基本的には小ネタが多く、登場人物の会話やサブイベントなどを楽しめました。
特に、あるアイテムを売ったときの反応が好きです。

この作品は、「ふりーむ!」で公開されています。

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幸せなエミリー

残酷描写あり・WOLF RPGエディター製・ホラーADV・洋風・
短編・難易度低め・ED1種類

エミリーという名の少女を動かし家の中を探索することで、プレイヤーが彼女について知ることになるゲームです。
資料となる紙片や日記を集めると、真相に少しずつ近付いていきます。

途中までは何をしている状態なのかわからなかったのですが、不穏な空気が漂っていました。
状況が理解できるようになると、切なさを感じました。

物語からわかることは、エミリーは母親のことが大好きで、母親もエミリーを愛しているということです。
だからこそ2人の間ですれ違いが生まれているため、複雑な心境になりました。

タイトル通りの中身でありながら、恐怖を感じる作品でした。
プレイし終わった後、「ふりーむ!」にある他の方々の感想やレビューを読んで、ほとんどの意見が自分と一致していると思いました。

制作者の方のサイトはこちらです。

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かや姉小さな旅 ~あけぼのに乗ってストーブ列車に乗りに行こう!~

吉里吉里製・ノベル・現代日本もの・短編・選択肢なし・ED1種類

ストーリーはタイトルの通りです。制作者の方の実体験が元になっているノベルです。
同シリーズの作品、特に「かや姉小さな旅 ~ニューシャトルに乗りに行こう!~」を先にプレイしていると、理解しやすいです。

今作は、寝台列車に乗って青森へ行く内容となっています。
背景写真で見られる雪景色は寒そうでした。しかし文章から、サブタイトルにあるあけぼのやストーブ列車の車内は、快適な空間だったのだろうなと想像しました。

このシリーズの作品に共通していえることですが、読み終わった後に、旅行をしたいという気持ちになりました。
また、鉄道に関するちょっとした雑学を知ることができるところも楽しかったです。

この作品は、こちらで公開されています。

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双子魔道士のおつかい

RPGツクールVX Axe製・RPG・ファンタジー・短編・難易度普通・ED1種類

魔女の弟子である双子が、おつかいに行くという内容です。
ほのぼのとした雰囲気のゲームです。

マップ上にある調べられるオブジェクトには吹き出しがついていたり、イベント戦闘ではヒントとなる会話が出てきたりと、親切設計でした。
特にラスボス戦は、ヒントがあったからこそ勝利できたように思います。

主人公が双子であるという特徴が生かされていた点が面白かったです。
性格が対称的ということもあり得意とする技が異なるものの、2人が力を合わせることで連携技を使えるようになる「ふたりがけ」というシステムが魅力的でした。

彼らが行ったことは小さな冒険ではありますが、その中でも成長をしていたように感じました。

制作者の方のサイトはこちらです。

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娘子隊皓旗

吉里吉里製・ノベル・近未来・短編・選択肢なし・ED1種類

タイトルの読みは「ジョウシタイコウキ」です。
国連に支配されてしまった日本が、独立国に戻るため、国連軍と戦うという内容です。北海道が舞台となっています。

登場人物達はEA(エレクトリックアーマー)と呼ばれる、二足歩行型の兵器に乗って戦闘を行います。作中では専門用語がいくつか出てきますが、文章からイメージをつかむことができました。
このノベルをプレイすることによって、今まであまり触れてこなかった、ガンダムやエヴァンゲリオンといったタイプの戦争もの(語弊があったらごめんなさい)が人気である理由が分かったような気がします。

その理由は、人間ドラマの描写に惚れたからです。
登場人物はそれぞれの信念を持っていながらも、1つの目的を達成するために、命懸けで行動します。その中で齟齬が生じることはありますが、誰もが大事なものを護ろうとしていることが伝わってきました。

この物語の主人公は、あることをきっかけとして、敵対する組織の関係者である1人の少女と出会います。
2人の関係性が印象深く、どのようにして人と人との絆が生まれるのかということを、知ることができたように思います。

制作者の方のサイトはこちらです。

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