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お気に入りと自由帳

フリーゲームを中心に好きなものの感想を書いています。 ※探索系のゲームと区別がつきやすいように、文章を読んで進めるタイプのものはADVであっても基本的にはノベルとして扱っています(ただし、ツクール製の場合などまれに例外があります)。制作者名を表記して欲しいという要望があれば、教えて頂けると嬉しいです。コメント返信等に関する注意書きは「はじめに」カテゴリに載せています。

双子魔道士と天気の精霊

RPGツクールVX Ace製・RPG・ファンタジー・短編・難易度普通・ED1種類・一部ボイスあり

ある双子が、ある村で雨が降らなくなってしまったという問題を解決しようとするという内容です。
「双子魔道士のおつかい」の続編にあたりますが、こちらからプレイしても問題ありません。

前作と同様に、戦闘のチュートリアルを見ることが可能で、大事な局面ではヒントをくれるので、RPGの初心者に対しても易しいゲームだと思います。
また、双子という設定を生かした「ふたりがけ」という連携技システムがあり、カットインが入るのでどんどん使いたくなりました。

メインキャラである双子は、良心から行動していたように思います。困っている人の手助けをしていて、好感が持てました。
今作の場合は、少しではあるものの彼らの師匠にも見せ場があり、前作との差異を感じました。

作中のBGMもいくつか作曲されていて、そこがすごいと思いました。

制作者の方のサイトはこちらです。

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日本語に関する書籍

2冊同時に紹介したいと思った本があります。下記のもので、概要はタイトルの通りです。

『語彙力こそが教養である』齋藤孝・角川新書・2015年
『学校では教えてくれない! 国語辞典の遊び方』サンキュータツオ・角川文庫・2016年

一部ではありますが、どちらにも共通して書かれていることがあります。様々な状況に対して、「やばい」や「可愛い」という単語がひとくくりにして用いられるときがあるということです。
それについて、前者は、日本には他にも多くの表現方法があるのだから、別の言葉も使ってみてはどうかというスタンスをとっています。後者は、日本語は常に変遷するものであり、相手に伝わるのであればこのような使い方をしてもかまわないといった意見が書かれています。

どちらも大学で日本語に関することを教えている立場の方が著者であり、同じ出版社から刊行されている本でありながら、正反対のことが書かれていて笑いそうになりました。
前々から薄々感じてはいたのですが、この2冊を読むことで、「本に書いてある事柄が正しいとは限らない」と確信しました(実際、小学校に置いてあったある本に載っていたものに間違いがあったと、高校卒業後に知って驚愕した覚えがあります)。

この2冊の場合は、どちらか一方のみが正しいという答えはないと思います。だからこそ、両方を読むことによって得られた満足感がありました。

ただ、娯楽として読むのであれば、『学校では教えてくれない! 国語辞典の遊び方』を推奨します。
ノリが軽いため人を選ぶかもしれませんが、複数の国語辞典が擬人化されたキャラクターとともに解説されていて、中身が頭に入ってきやすかったです。また、自分に合った辞書を判断してくれる「辞書占い」が載っていて、診断した後に当該辞書の説明ページを見ると、納得できるような気持ちになりました。

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サイオウマガトキ

吉里吉里製・ノベル・現代ファンタジー・中編・選択肢あり・難易度やや高め・
ED3種類(真ED1種類)

男子高校生が、見知らぬ人に突然襲われそうになるという内容です。
そのとき、彼の目の前に1人の少女が現れます。

バトルシーンが中心となっていて、熱い展開が多かったです。
メリハリのあるストーリーに加え、メインキャラの見せ場となる場面でスチルが出てくるところに楽しさがありました。また、人物以外のスチルもあり、それが格好良かったです。

主人公には、苦手としているものが1つあります。世の中には難なくこなすことができる人もいるかもしれませんが、意外と難しいことです。
しかし、彼はそれを自身にとっての課題であると考え、徐々に乗り越えようとしていくため、応援したくなりました。そして、今の私にはできないことでもあるので、彼の強さを感じました。

ヒロインは、そのような主人公の成長を手助けしていて、親しみが持てました。

制作者の方のサイトはこちらです。関連小説を読むこともできます(小説を先に読んだ場合だと、攻略が簡単になります)。

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はらぺこな狼少年

LiveMaker製・ノベル・現代ファンタジー・短編・選択肢なし・ED1種類・ボイスあり

女の子がある雨の日に、1人の男の子と出会うという内容です。
男の子には、少し変わったところがありました。

読み終えた後、楽しかったという気持ちを誰かと共有したくなり、感想を探しました。けれども見つからなくて、淋しい思いをしました。
とりあえず、自分で感想を書くことにしました。

ボイスは登場人物のセリフだけでなく、地の文にもあります。
朗読調だったため、絵柄とあいまって、絵本を紹介する教育番組を想起しました。

主人公の女の子は、困っている相手がいれば必ず手を差し伸べるという性格をしています。
知らない人であろうと知り合いであろうとまず疑念を抱いてしまう私とは正反対で、優しさを持っていると感じました。
また、タイトルにある通り男の子は狼少年なのですが、差別意識を持たずに普通に接しているところが、彼女の長所だと思いました。

この作品は、「Vector」で公開されています。

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ワンルーム・エンディング

RPGツクールVX製・ADV・現代日本もの・短編・難易度普通・ED5種類(真ED1種類)

女子高生が、家庭教師の家を訪れるという内容です。
彼女は、先生を愛するが故に、彼を殺そうとします。

はじめは主人公が行動を起こしたきっかけがわからなかったため、何故このようなことになっているのだろうと考えました。
ノーマルエンドを見たときあたりから、真相を察することができました。意味がわかると、切なさのある物語だと感じました。

一枚絵が多く、どれも綺麗でした。
また、あるルートで登場するキャラクターは、「結-yui-」というADVと関連しているそうです。機会があれば、いつかはそちらもプレイしたいと思いました。

制作者の方のサイトはこちらです。攻略のヒントも載っています。

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