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お気に入りと自由帳

フリーゲームを中心に好きなものの感想を書いています。 ※探索系のゲームと区別がつきやすいように、文章を読んで進めるタイプのものはADVであっても基本的にはノベルとして扱っています(ただし、ツクール製の場合などまれに例外があります)。制作者名を表記して欲しいという要望があれば、教えて頂けると嬉しいです。コメント返信等に関する注意書きは「はじめに」カテゴリに載せています。

結-yui-

RPGツクールVX製・ADV・現代日本もの・短編・難易度やや高め・ED3種類(真ED1種類)

女の子の住む屋敷に、少年が侵入してくるという内容です。
制作者の方の他の作品と関連する要素が少しありますが、単体でプレイしても問題ありません。

謎解きゲームなので、頭を使う部分がありました。
けれども、こういった類のものに慣れている人であれば、さくさく進められるのかもしれません。

初めて見たエンディングはBAD ENDでした。そこでストーリーの真相のヒントとなる場面が出てきて、「そういう話だったのか」と驚きました。
その後、登場人物の人間関係を整理しながらプレイしてTRUE ENDまで見た結果、作中の出来事を通して(メインキャラだけでなくサブキャラを含めて)登場人物全員が前向きな気持ちになれたら良いなと思いました。

ゲームの紹介ページはこちらです。攻略のヒントも載っています。

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My Lady Lee

NScripter製・ノベル・ファンタジー・中編・選択肢なし・ED1種類

少女と少年が橋に閉じ込められるという内容です。
2人は、外に出る方法を探します。

プレイする前に別のことを調べていて、「ロンドン橋落ちた」という童謡の歌詞に、「Lady Lee」という人名が出てくるものが存在することを知りました。それにより、この曲が題材となっている作品であることに気付きました。
また、「ふりーむ!」で他の方が書かれていたレビューを読んで、他にもいくつか元となっているマザーグースがあることを知りました。
おそらく、元ネタを知っているほど楽しめるのではないかなと思います。

マザーグースに関する知識は私にはないので、物語を全て理解するということはできていません。
しかし、奇妙な登場人物や橋の中で起こる様々な出来事に、いつの間にか夢中になりました。

少年はお気に入りのキャラクターです。素直になれない性格でありながら、他人を物理的に傷付けることはしないだろうと思えて、基本的には彼目当てでプレイしていました。
ツッコミ担当だったり周囲からいじられていたり時には少女の手助けをしたりと、いろいろな役割を持っていたところも可愛いと感じました。

メッセージウィンドウが橋の形をしている点や、イラストが綺麗な点も素敵でした。

制作者の方のサイトはこちらです。

2024年7月21日追記……現在は、公開終了されています。

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さよなら、田中さん

鈴木るりか・小学館・2017年

貧乏な母子家庭で暮らしている女子小学生が主人公の物語です。
彼女の日常生活が描写された、連作短編集です。

この本に収録されているもののうちの1編は、現在公式サイトで全文公開されています。
それを読んではまったので、購入することにしました。

作者は、デビュー当時(去年ですが)中学2年生でした。それにも関わらず、本文から語彙力の高さや言い回しの巧さがうかがえました。
児童書以外の書籍に初めて触れたのが中学2年生の頃だった自分と比較して、読書レベルの違いに驚かされました。

この物語の好きなところは、シリアスな内容を想像しそうな設定でありながらも、話が重くなりすぎていないところです。
登場人物が悩みを抱える場面はあるものの、基本的には前向きに生きているため、希望が持てました。

全5編のうち1番好みだったのは、表題作であり最後に収録されている「さよなら、田中さん」です(この話がサイトで公開されているので、他の短編に触れた際、ネタバレを知った状態で読んだような複雑な気分になってしまいましたが)。
表題作では、語り手が主人公のクラスメイトである男子に変わります。彼の家族関係や学校での人間関係、中学受験に関わる描写に生々しさを感じました。
読みながら、現実はこの物語のようなものだと思えて、感情移入しやすかったです。

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彼が彼女で彼女が彼で

ティラノスクリプト製・ノベル・現代日本もの・短編・選択肢なし・ED1種類

少年が憧れの人と初デートをすることになるという内容です。
しかし当日、彼女は1人の青年と入れ替わってしまったと言われます。

昔から映画やアニメなど様々な媒体で、人と人との入れ替わりを題材にした作品はあります(このノベルのタイトルの元ネタもそうです。ちなみに、以前このブログで感想を書きました)。
ただ、この作品の場合は、主人公は入れ替わりをする当事者ではないという点で、他の作品とは大きく違う特徴を持っていたように感じました。

終盤からの展開に、してやられたと思いました。この物語がフィクションであるからこそ、ヒントがたくさんあったにも関わらず、真相に気付きにくかったのかもしれないとも考えました。
途中までは、メインの登場人物である3人のうち2人しか目立っていなくて、そこが1番気になりました。その理由もラストで明かされ、納得しました。

制作者の方のサイトはこちらです。

2022年1月7日追記……リメイク版も公開されたようです。

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ボクを月までつれてって!

RPGツクールVX Ace製・RPG・ファンタジー・短編・難易度低め・ED1種類

ハンターの女の子が、謎の男を見かけるという内容です。
彼女は男に頼まれて、道案内をすることになります。

装備は購入しなくても戦闘は余裕があり、苦労することはありませんでした。
負けた場合もゲームオーバーにはならずに続けられるので、遊びやすいゲームだと思います。

進行度によって、主人公が住む村にあるオブジェクトを調べたときに出てくる会話が変わります。
ストーリーの伏線となっているものがいくつかあり、面白かったです。

主人公は謎の男のことを適当にあしらっているように見える場面がありますが、彼女のステータスの説明に「面倒見が良い」と書かれていて、本当は優しいのだろうなと考えました。
この2人が一緒にいることによって迎える結末はなんとなく予想がついたものの、その後の展開にも期待ができそうだと感じました。

制作者の方のサイトはこちらです。

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現代日本を舞台とした創作物が特に好きです。

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