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お気に入りと自由帳

フリーゲームを中心に好きなものの感想を書いています。 ※探索系のゲームと区別がつきやすいように、文章を読んで進めるタイプのものはADVであっても基本的にはノベルとして扱っています(ただし、ツクール製の場合などまれに例外があります)。制作者名を表記して欲しいという要望があれば、教えて頂けると嬉しいです。コメント返信等に関する注意書きは「はじめに」カテゴリに載せています。

年明けのサンタクロース

12歳以上推奨・ティラノビルダー製・ノベル・現代日本もの・短編・選択肢なし・ED1種類

幼馴染の男女がクリスマスについて語り合うという内容です。
チャット風のノベルです。

序盤は、メイン2人がサンタクロースの存在について議論するというものです。
日常でもありそうな会話を楽しむことができました。

ところが、中盤で状況が変化します。
唐突な出来事で、驚きました。けれども、世の中では、これに近いことも起こり得そうだと感じました。

タイトルの意味は、終盤で判明します。
ネタバレになってしまうため多くは語れませんが、読むことによって、人間の複雑さについて考えさせられました。

製作者の方のサイトはこちらです。

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KOKUTOU - 御伽倶楽部 -

ティラノスクリプト製・ノベル・現代学園もの・短編・選択肢あり・
難易度低め・ED6種類(真ED2種類)・ボイスあり

シリーズものの3作目です。
女子高生が、自分の通う学園に存在すると噂される、謎の倶楽部を探すという内容です。

今までとは探偵役が異なります。また、ストーリーを進めるために「どこに行くか」という場所選択をする場面が複数あります。
そのため少しだけ、1作目、2作目とは雰囲気が違うという印象を受けました。それでも、物語のテーマは変わらないままで、面白かったです。

この作品で、初めて明かされるエピソードもあります。
それによって今まで以上に、作中の人間関係に興味を持てました。

製作者の方のサイトはこちらです。

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飛ぶ教室

エーリヒ ケストナー・新潮文庫・2014年

ドイツの学校に通う少年たちが、クリスマスのための劇をしようとするという内容です。その過程で、様々な出来事が起こります。
2014年に出版されたものを読んだので「2014年」と表記していますが、原書自体は1933年に発表されました。

この本は、前書きが結構長いです。
このような場合普段であれば、早く本編に入って欲しいと考えます。しかし、この本に関しては、前書きを読むことで、どのような物語が始まるのだろうと期待することができました。

本編は、個性豊かな登場人物がたくさんいたところが魅力的でした。
それぞれが悩みを抱えていたり、いざこざを起こしたりします。それらによって物語がどのように展開していくのか、先が気になりました。
特に、優等生のマルティンにまつわるエピソードが好きです。ラストで、すっきりとした気分になりました。

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ヤンデレ少女と付き合うには重すぎる

12禁・ティラノスクリプト製・ノベル・現代日本もの・短編・
選択肢あり・難易度低め・ED3種類

ストーリーはタイトルの通りです。
一部、人を選ぶような文章表現があります。

プレイして、「重い」ってそっちの意味だったのかと、ツッコミを入れたくなりました。けれども、そこが面白かったです。
コメディ要素が強めで、ヤンデレものですが、怖さよりは、幸せそうな登場人物2人が印象的でした。

Live2Dというツールが使用されていて、立ち絵が動きます。
表情の変化だけでなく、場面に合わせて飛び跳ねたり揺れたりするところが、楽しめました。

製作者の方のサイトはこちらです。

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尾の無い猫は夜に哭く

15歳以上推奨・ティラノスクリプト製・ノベル・和風・短編・選択肢なし・ED1種類

男性が、訪問してきた友人と会話をするという内容です。
会話の中身は、猫の鳴き声に関するものです。

プレイ時間は数分ですが、世界観が想像しやすく惹き込まれました。
また、読み進めることによってとある真相が明かされ、驚きました。

イラストや雰囲気などにも魅力がありますが、この作品で最も好きなところはタイトルです。
読み終わった後に振り返って、こういう意味だったのかと納得しました。

製作者の方のサイトはこちらです。

2020年6月16日追記……関連作である「狐の窓」も公開されました。
こちらも楽しかったです。

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