フリーゲームを中心に好きなものの感想を書いています。 ※探索系のゲームと区別がつきやすいように、文章を読んで進めるタイプのものはADVであっても基本的にはノベルとして扱っています(ただし、ツクール製の場合などまれに例外があります)。制作者名を表記して欲しいという要望があれば、教えて頂けると嬉しいです。コメント返信等に関する注意書きは「はじめに」カテゴリに載せています。
邦画・現代・122分
小学生の女の子が、性に関する知識がないまま友達と「くっつけっこ」という遊びをしたら、妊娠してしまったという内容です。
原作となっている漫画もあるようですが、読んだことがないため、ここで書くのは映画のみの感想です。
正直、不満な点も一部ありますが、こういう題材の作品は必要だと思いました。
この作品の好きなところは、性教育のあり方に対して問題提起がされていることです。
反感を持つ方もいるかもしれませんが、私個人は、「子どもはどうしたら産まれるのか」ということについて、義務教育で正しく教えた方が良いという意見を持っています。
というのも、小学生の頃、授業であるビデオを見て、街で異性と偶然ぶつかっただけでも妊娠すると勘違いしていたからです。今はそういう訳ではないとは分かりました。しかし、今でも妊娠について情報を集めようとしても、事実とそうでないものの区別がつかないことがあります。
それとは多少異なりますが、この映画の場合は、性知識がないことが原因で起こる、取り返しのつかない問題もあることを教えてくれます。
主人公は子どもが産まれる方法を、「くっつけっこ」という遊びをした日より後に知ることになります。
それからの主人公の心情や、授業で教えた教師と児童の保護者との対立が興味深かったです。
洋画・ホラー・85分
ある事件がきっかけでサンタクロースに対してトラウマを持ってしまった主人公が、おもちゃ屋の仕事でサンタクロースの役をすることになるという物語です。
この事件というのが衝撃的なもので、主人公がサンタのことを嫌いになっても仕方ないと思いました。
事件の後も主人公は辛い人生を送ることになります。本題に入る前のシーンなのに怖くて、見るのをやめようかと思うことがありました。しかし、主人公がどのような結末を迎えるのか気になって、結局最後まで見ました。
この映画はホラーではありますが、幽霊などの類が描かれたものではありません。
人間の怖さが描写されています。それが、実際に起こり得そうと感じるものでした。そして、その部分が、この作品の主に好きなところです。
ただ、正確なタイトルをなかなか覚えられませんでした。しばらくの間、間違えて「サンタの斧」と覚えていました。それでも、この映画は良かったと思いました。