アニメ映画・和風
内容はタイトルの通りです。
「竹取物語」を原作としていますが、オリジナル要素も含まれています。
前提として、「竹取物語」は名作です(理由は省略します)。
原作の魅力的な場面は残しながらも、風景の美しさやキャラクターの細かな動きなどの視覚的に楽しめるポイントが追加されて、視聴できたこと自体が嬉しいと思いました。
最も好みだった点は、「本当の幸せとは何か」という問いが投げかけられていた点です。
育ての親である翁(おきな)は、かぐや姫が「高貴の姫君」になることが彼女にとっての幸せだという考えを持っています。しかし、かぐや姫自身は、それを幸せだとは感じていません。
幸せになるために生き方を自分で決めることができれば理想的ですが、ままならない場合もあり、現状を受け入れるしかないという状況もあるというところに共感できました。
また、かぐや姫が成人した後、幼少期を共に過ごした捨丸(すてまる)というキャラクターと再会する場面が印象的でした。
捨丸がかぐや姫にした発言は、状況次第では引っ掛かりを覚えることもあります。例を挙げると、漫画『こっち向いてよ向井くん』第1巻(ねむようこ・フィールコミックス・2021年)に登場する主人公の台詞に、似たものがあります。ただ、同じような言葉でも、文脈が異なると意味合いが大きく変わってくるという驚きがありました。
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