WOLF RPGエディター製・サイコホラーRPG・現代日本もの・中編・難易度普通・ED2種類
連続殺人事件が起こっている地域で、ある兄妹を虐待していた父親が殺されるという内容です。
各章ごとに前半が会話パート、後半がRPGパートとなっています。
会話パートは結構長いため、文章を読むことが好きな方に向いていると思います。
ネタが盛りだくさんで、笑えるシーンがありました。特に、主人公と彼の幼馴染みの掛け合いが面白かったです。
RPGパートはホラー要素が強くなります。会話パートとのギャップがあって、それが一層怖さを際立たせていたような気がしました。
ここで強調したいのが、このゲームが「サイコホラー」だということです。前述した「殺人事件」等を含め、人間の心理に焦点を当てていて興味深かったです。
特に、主人公の昔の友人のアパートを舞台としたダンジョンが出てくるのですが、「実際にありそう」と感じた場面が多々あり、描写が生々しくて1番怖かったです。
後半に1ヶ所選択肢があります。どちらを選ぶかによってその後の展開がかなり変わるので、両方見ることをおすすめしたいです。
どちらのルートも、主人公や彼の周囲の人たちの人生について、考えさせられるものでした。
このゲームが公開されたのは2013年で、当時の時事ネタがいくつか含まれています。
けれども、2015年現在に起こっている問題に通じるものもあるように思います。
制作者の方のサイトは
こちらです。
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