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お気に入りと自由帳

フリーゲームを中心に好きなものの感想を書いています。 ※探索系のゲームと区別がつきやすいように、文章を読んで進めるタイプのものはADVであっても基本的にはノベルとして扱っています(ただし、ツクール製の場合などまれに例外があります)。制作者名を表記して欲しいという要望があれば、教えて頂けると嬉しいです。コメント返信等に関する注意書きは「はじめに」カテゴリに載せています。

ワタシヲ赦サナイ

15歳以上推奨・一部残酷描写あり・RPGツクールVX Ace製・ホラーADV・
現代学園もの・短編・難易度普通・ED2種類(真ED1種類)

女子高生2人が忘れ物を取りに行くために夜の学校へ忍び込むという内容です。
一部追いかけられる要素があります。
最新バージョンでのプレイを推奨します。

このゲームの最大の特徴は、作中でスマートフォンが重要な役割を持っているという点です。
今時の女子高生はこういうものなのかなと思いました。
また、謎解きにも使われていて、演出が面白かったです。

主人公には、彼女自身に対して、赦せないものがあります。
ノーマルエンドを見たときは、その考えに至ったのは仕方がないと思いました。
しかし、トゥルーエンドで彼女の起こした行動全てを知ると、認めてあげても良いように感じました。

制作者の方のサイトはこちらです。

2021年8月14日追記……現在、サイトはリンク切れです。ゲーム自体は、「ふりーむ!」で公開されています。

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トラウマ★エイプリル

15歳以上推奨・LiveMaker製・乙女ゲー・現代学園もの・短編・
難易度普通・ED4種類(真ED1種類)・攻略対象1人

放送部に所属する女子高生が、テニス部の後輩と関わりを持つことになるという内容です。
数年前、エイプリルフールの企画として公開された作品です。

このゲームで主に好きなのは、主人公です。
共感できる部分と自分にはない魅力の両方を持っていて、彼女が嬉しそうにしているとこちらまで幸せな気分になりました。

ストーリーは、「春」という季節に関する描写が印象的でした。
良いところだけでなく、大変なところも書かれていた点に好感が持てました。

また、攻略対象の言い回しが珍しく、時々驚かされることがありました。

1周目では、大抵の方がバッドエンドかノーマルエンドを見ることになると思います。
しかし、おまけから分岐に関するヒントが見られるので、それを参考にすればエンディング回収に時間がかかることはないと感じます。

制作者の方のサイトはこちらです。

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桜色の恋文

RPGツクールVX Ace製・ADV・和風・短編・難易度普通・ED1種類

女子高生が過去にタイムスリップするという内容です。彼女はそこで、名前と容姿がそっくりな人物と出会います。
一部、追いかけられる要素があります。

タイトルからも分かると思いますが、恋愛要素の強い作品です。
現代を生きる主人公と、過去を生きる女性それぞれの恋が交錯することによって、お互いに変化を与えていきます。
その変化が気になり、プレイしながらどんどん先を知りたいと思うようになりました。

舞台となっている世界には、人々の間で流行しているという小説があります。
ストーリーを追うことで、その小説に夢中になる気持ちが理解できる気がしました。

ストーリー重視のゲームですが、謎解きも結構あります。
何故謎を解く必要があるのかという理由付けがはっきりとしてあり、それがストーリーと関わってくるものだった点が好きだと思いました。
また、中には失敗するとゲームオーバーになるイベントがありますが、ゲームオーバー画面のイラストが可愛かったので苦痛に感じませんでした。

制作者の方のサイトはこちらです。

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給食のお兄さん

遠藤彩見・幻冬舎文庫・2013年

元一流シェフの男性が、給食調理員として働くことになるという内容です。
この作品はシリーズ化されています。現時点では、2冊目まで読んだところです。

主人公の第一印象は、正直に書くと、マイナスイメージしかありませんでした。
怖くて近寄りがたそう、子どもが嫌いなのに小学校で働くことを選ぶのは信じられないなどと考えていました。

しかし、気がついたらいつの間にか、格好良くてこのような人が実際にもいたら良いなと思うようになっていました。
仕事によって彼が成長したからというのもありますが、それだけではないような気がします。

舞台となっている小学校では、様々な問題が起こります。
現代の日本を反映しているような出来事が多く、子どもと接する機会の多い人ならば、身近に感じるのではないかなと思いました。

それらを主人公は、給食を通して解決していきます。
この作品のようにうまくいくことは、実際にはほとんどないかもしれません。
けれども、物語の中で成功している描写があると、すっきりとした気分になりました。

この作品を読むことで、かつて通っていた小学校の給食調理員のことを振り返りました。
箸の使い方を教えに来ていたことがあるような気がしますが、記憶が定かではありません。それ以外のことは、全く覚えていません。
そのため、名前を覚えられるくらい児童と関わりを持っている、この小説の給食調理員をすごいと思いました。

だからといって、実際に働いている給食調理員の方々がすごくない訳ではありません。
作中には、大量調理や安全管理の大変さも書かれています。自分には絶対にできないだろうというものが多く、尊敬できる仕事だと感じました。
また、働いている場所は異なるものの、自分の職業上、ノロウィルスの恐怖はよく理解できるので、安全面に関する描写には共感できました。

希望としては、ドラマかアニメといった、映像化されたものも見てみたいと感じた小説でした。

2017年10月5日追記……シリーズ3冊目も読みました。ラストがすっきりして、綺麗に終わっていたという印象を持ちました。

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ダメダメなキミとファンタジー。

RPGツクールVX Ace製・RPG・現代ファンタジー・中編・難易度普通・
ED1種類(ただしED後に個別イベントあり)

ひきこもりの男子高校生が、親友とともにファンタジーの世界に迷い込むという内容です。
ストーリーは基本的には一本道です。しかし、メインキャラの中に主人公への好感度が高いキャラクターがいると、個別イベントが起こることがあります。

RPGですが、主人公は戦闘に参加しません。これがかなり衝撃的でした。
仲間を引っ張っていくようなタイプではないものの、皆の中心的位置にいて、大事にされているように感じました。
また、旅を通して成長していくので、戦わなくても主人公らしかったです。

戦闘では、パーティメンバーの中から参加するキャラクターを4人選ぶことになります。ただし、戦闘中に入れ替えることができます。
こういったタイプのゲームでは誰を選ぶかなかなか決められない自分にとって、嬉しいポイントでした。様々なパターンを試しながら戦い方を模索することができ、面白かったです。

ストーリーは、基本的にはコメディ寄りです。キャラクター同士の会話から、明るい印象を受けました。
けれども、終盤には哲学的な要素も出てきます。ボスキャラがある単語を何度か口に出すのですが、それに関する定義を問われているような気持ちになりました。

好感度イベントは、1周目はいろいろなキャラクターの反応が見たくて、特定のキャラクターのみの好感度を上げるということはしませんでした。
そのような場合でも、おまけ部屋や2週目引き継ぎ要素により、見られなかったイベントをすぐに全て回収することができたため、楽にプレイできました。

個人的には、親友に関するイベントが特に好きです。最初と最後で、主人公の変化が1番大きかったように見えました。

制作者の方のブログはこちらです。

2021年8月14日追記……現在、ブログはリンク切れです。ゲーム自体は、「ふりーむ!」で公開されています。

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以下ネタバレ

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