一部残酷描写あり・吉里吉里製・ノベル・現代日本もの・長編・
選択肢あり・難易度普通・ED11種類(真ED1種類)・ボイスあり
高校をやめて工場で働いている主人公が、自分と同じ顔をした人物に出会うという内容です。
1周目は、「紅」というバッドエンドを見ました。主人公の行動が予想外でした。
しかし、それ以上に、その後流れたエンディングに驚きました。シナリオや絵や音楽だけでなく、メインキャラ数人のボイスまで全部1人で担当されていると知って、信じられないという気持ちになりました。
その後は、ハッピーエンドを目指してプレイしました。
その過程で、「そういえば昔こんなことがあったなあ」と感じることが何度もありました。そして、それらは、忘れかけていたことを思い出すだけのものではありませんでした。
後半にいくつか続けて出てくる選択肢のフラグにもなっていました。文章の1つ1つに大切な意味があったと分かって、楽しかったです。
作中で重要な役割を持つ人物に、主人公の中学生時代のクラスメートがいます。序盤では、主人公は彼に対して嫌悪感を抱いています。
客観的に見ると、プロローグの段階から、クラスメートの方は主人公に好感を持っているのだろうと気付くことはできます。しかし、中学生くらいの頃の自分が主人公と同じ立場にいたら、主人公と同じ感情を持っていたような気がします。
ただ、行為そのものには多少いらつくことはあっても、中学生の頃の自分でも惚れていたと思います。序盤を含めた行動もですが、前向きな発言をするところやはっきりとした目標を持っていること、私にはない発想力を持っていることなど、当時憧れていた人に似ている点がありました。
一部のみ、キーワードをキーボードで文字入力する場面があります。
間違った答えを入力した際に面白いコメントを見られることがあったので、いくつか試しました。
この作品には、オリジナルの歌が数曲入っています。
1番好きなのはオープニング曲です。コンプリートした後に聞くと、歌詞の意味が分かって魅力的だと感じました。
制作者の方のサイトは
こちらです。
途中までは、ブロマンスに近い物語なのかなと考えていました。けれども、実際は異なりました。
この手のトリックは他の作品にも使われることがあるにも関わらず、「ポニーテール」という単語や主人公とクラスメートが同じベッドに入るシーン、主人公がトイレに行くシーンを見ても、全く気付きませんでした。
立ち絵と一人称とボイスにすっかり騙されてしまいました。
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