15歳以上推奨・残酷描写あり・LiveMaker製・ノベル・現代日本もの・短編・
選択肢あり・難易度普通・ED6種類(真ED1種類)
少年が、従兄弟の自殺を止めようとするという内容です。
ループもので、周回プレイによってトゥルーエンドに辿り着くことができます。
表面上は、従兄弟が主人公に対して強く依存しているように見えます。しかし、読み進めていくと、主人公も従兄弟に依存していることが分かります。
傍目からは気付きにくいため、本当は主人公の方が危ういのかもしれないと感じました(特に、最初に出てくる選択肢で下を選んだ後の展開で、それが顕著であったように思います)。
どのルートでもお互いの必死さが伝わってきて、双方に愛着が持てました。
立ち絵では、2人はあるものを身に付けています。文章中では単語自体は少ししか出てきませんが、物語と深い関連性があります。
そういった設定も面白かったです。
また、作中では、「もし過去に起こした行動を変えることができたらどうなるか」ということについても書かれています。
かつて様々な創作物で触れられたテーマではあります。しかし、この作品に書かれていたものが、比較的事実に近いような気がしました。
全体的に暗い物語です。けれどもそれが理由で、過ぎたことに後悔ばかりしていても仕方ない、変えたいものがあるならこれから行動に気を付ければ良いだろうという、前向きな気持ちになれました。
制作者の方のサイトは
こちらです。
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