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お気に入りと自由帳

フリーゲームを中心に好きなものの感想を書いています。 ※探索系のゲームと区別がつきやすいように、文章を読んで進めるタイプのものはアドベンチャーであっても基本的にはノベルカテゴリとして扱っています(ただし、ツクール製の場合など、ごくまれに例外があります)。    コメント返信等に関する注意書きは「はじめに」カテゴリから

フリーゲームの感想を読書感想文風に書いてみる

タイトルに表記したことを1度試してみたかったので、実際に書いてみました。
題材とさせていただいたのは、シキミヤさん制作のホラーノベル、「トンネループ」です。制作者の方のサイトはこちらです。

注意事項は以下の通りです。

・本文は400字詰原稿用紙換算で2000字以内(中高生の文字数の規定に合わせたもの)。
 →改行したときに原稿用紙の上だと空白になる部分は字数として数えています。また、読みやすいように記事では行間を開けていますが、元の文章では行間は詰めています。

・個人情報のため、氏名は省略します。
 →学校の宿題で読書感想文を提出するときは、氏名を書かなければいけません。余談ですが、三点リーダーを使いたいときは2マス使用しましょう(この間違いが多いようなのでついでに書いておきます)。

・グラフィックや演出面については一切言及せず、ストーリーに関することのみ書いています。
 →演出面も含めた感想はこちらです。

・意味のわかる文章にするために、ストーリーの重大なネタバレを含みます
 →ただし、大部分を省略しています。先に「トンネループ」をプレイすることを推奨します

・この記事は、読書感想文の参考になるものではありません。
 →本ではなくフリーゲームの感想だからという理由もありますが、何よりも(文章を書くときに改行をするべきタイミングがいまだにいまいち理解できていないなど、)私の実力不足のためです。

ちなみに、いろいろと調べている過程で、20歳以上であれば応募できる、「大人の読書感想文コンクール」というものがあることを知りました。
こちらは学校の読書感想文より自由度が高く、面白そうだと思いました。

長々と書きましたが、この記事を通して1番伝えたいことは、「トンネループ」という作品が大好きだということです。
ホラーに抵抗がない方であれば、是非1度、プレイしていただきたいです。

感想文そのものは、右下をクリックすると読めます。



  『トンネループ』から学んだこと

 私の苦手なことは、人を信じることである。小学生の頃、秘密にしていたことを、「絶対に誰にも言わない」と友人に約束されていたが、他の人にばらされた。中学生の頃、親から「合格したらパソコンをインターネットに繋げる」と言われ、希望とは異なる高等学校を受験し、合格したものの、インターネットに繋げられることはなかった。高校生になって初めて受けた歴史の授業では、「教科書に載っている出土品が偽装だったことが判明した」という説明を受けた。また、私自身も、自分にとって都合の悪いことを人に正直に言うことができないという性格をしている。このような経緯から、「人間は嘘をつく生き物である」という考えを持つに至った。そして、人を疑う癖がついてしまった。

 そのような私に対してこの作品は、人を信じることの尊さを教えてくれた。登場人物である男子高校生は、「人を信じる」という行為によって、彼らの友情を深めることになる。

 男子高校生四人は、肝試しをするため街はずれにあるトンネルを訪れる。彼らは一人ずつ時間を空けてトンネルに入っていくことになるが、そこで事件が起こる。

 三番目にトンネルに入った貴文は、途中で落ちていた携帯電話を見つける。それは、先に進んで行った友人の持ち物と、よく似たものであった。

 貴文は、後から追いついてきた友人、橋本と共に、偶然携帯電話から再生された映像を見ることにする。それは不鮮明であったが、先にトンネルに入ったと思わしき二人が言い争っている様子が録画されていた。また、その後、片方がもう一人の頭をナイフで切ろうとしたことを示す発言や、それとは逆に鉄パイプで殴られたことによって起きたらしき音が記録されていた。

 貴文は映像を見て、二人に対して不信感を抱く。一方橋本は、動画に映っていた二人は、彼らの友人ではないと判断する。

 私が彼らと同じ立場にいたら、貴文と同じ意見を持つと思う。基本的に私は「人間は嘘をつく生き物である」という考えを持っているので、表向きは仲良くしているように見える間柄の人同士が、内心では憎しみ合い、いがみ合っていたとしても、納得してしまう。そして、そのような場面を見た際には、どうしても必要な用事があるとき以外は、その人たちに近付くことを避けるようになるだろう。

 しかし、この物語の場合は、貴文や私の意見ではなく、橋本の考え方が結果的には正しかった。つまり、動画に映っていた人物は、彼らの友人ではなく、全く別の人物だったのだ。このことが明らかになった後、彼らは無事に肝試しを終え、仲良く会話を楽しみながら、四人揃って遊びに行くことになる。

 もしも、友人を信じないまま肝試しを行っていたとしたら、どうなっていたのだろうか。トンネルを抜けて、先に進んでいた二人と出会った後、何を感じただろうか。少なくとも、二人に対して好意を持つことは難しくなると考える。また、この場合は、肝試しを終えてからは、友人として接することはできなくなっていたかもしれない。

 登場人物四人が友人同士のままでいられたのは、橋本の「人を信じる」という行為が、大きな要因であると考える。携帯電話から再生された動画を見た後の彼の言葉には、次のものがある。

「本当にああいうやつらだったんだって信じるのは、ちゃんとしっかりはっきりじっくり顔見て、声で聞いてからだ」

 これは、私が今までしていなかったことを表していると感じた。私の場合、相手にきちんと向き合う前に、一面だけを見て、「この人はこういう人だろう」と判断してしまうことが多い。「人間は嘘をつく生き物である」という価値観も、様々な理由があるとはいえ、本当は物事の側面でしかないのかもしれない。世の中には多くの人がいるのだから、正直な人が何人かいてもおかしくない。もっとしっかりと世間に目を向けてみるともしかしたら、「この人であれば全てを信頼できる」と言える人に出会えるかもしれない。

 今はまだ実行に移すことは難しいが、いつかは、他の人と関わるときに、相手の一部だけでなく、全てと向き合い、その人のことをきちんと理解できるようにしたい。そして、少しずつでも、誰かを心の底から信じられるようになれたら良いと思う。それができたら、この物語の登場人物たちのように、他の人と良い人間関係を築けるのではないかと考える。

 現時点でも、世の中に嘘をつく人がいるという意見自体は変わってはいない。しかし、そのような人ばかりではないという可能性があることを認めることが大切であると、この作品から学んだ。このことを生かし、人を疑うのではなく、「人を信じる」ことによって、誰かとお互いに認め合える関係を作りたい。これが、今の私の目標である。

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